西田幾多郎のポスターを手に入れた。
大学の図書室に貼ってあった記念館のポスターを、司書の人に頼んでとっておいてもらったのだ。
荒いドットで顔が描かれていて、西田先生の「無」の文字が添えられている。
さっそく貼ってみた。
部屋の壁には、バスキアの絵と、インドの曼荼羅、そして西田幾多郎。
そう悪くないバランスではないかと思う。
世の中にはすごい不平不満がある。
家庭教師先のいまいちの待遇に、ある先輩が一言。
「もっと俺にかしずけ」
だんだん若くはなくなってきた女性の一言。
「最近ちやほやされなくなった」